🇮🇱ネタニヤフ首相の演説 2025-6-13

 


※テヘランとウラン濃縮施設を攻撃した事に関して

少し前、イスラエルは「ライジング・ライオン作戦」を開始しました。これは、イスラエルの存亡を脅かすイランの脅威を、後退させるための標的型軍事作戦です。この作戦は、この脅威を排除するために必要な日数だけ継続されます。何十年もの間、テヘランの海賊たちは、厚かましくも公然とイスラエルの滅亡を呼びかけてきました。彼らは、その大量虐殺的な言説を、核兵器開発計画で裏付けてきました。

近年、イランは十分な量の核兵器を生産しています。高濃縮ウラン、9発分のウラン、原爆9発分のウランです。ここ数ヶ月でイランは、この濃縮ウランを兵器化するためにこれまでにない措置を講じています。そして、イランを阻止できなければ、核兵器を製造する可能性があります。非常に短期間で、1年以内、あるいは数ヶ月以内かもしれません。これは、イスラエルの存亡を脅かす明白かつ差し迫った脅威です。

80年前、ユダヤ人はナチス政権によるホロコーストの犠牲者となりました。今日、ユダヤ人社会はイラン政権による核によるホロコーストの犠牲者となることを拒否します。イスラエルは、我々の殲滅を叫ぶ者たちが、今夜、その目的を達成するための手段を開発することを決して許しません。イスラエルは、その言葉を行動で支持します。我々はイランの核兵器計画の中核を攻撃しました。イランの主要な濃縮施設を標的にしました。ナタンズでは、イランの核爆弾の開発に携わるイランの指導的な核科学者を標的にしました。また、イランの弾道ミサイル計画の中核も攻撃しました。

昨年、イランは300発の弾道ミサイルを発射しました。イランは3年以内に1万発の製造準備を進めています。想像してみてください。1万トンのTNT火薬がある国に着弾するのを。ニュージャージー州ほどの広さです。これもまた脅威です。阻止しなければなりません。

イランは現在、イスラエルを破壊するための新たな計画を進めています。以前の計画が失敗したのが分かりますか?イランとその代理人たちは、イスラエルを炎の輪で包囲しようとしています。そして、10月7日の恐ろしい攻撃で我々を攻撃しようとしました。しかし、イスラエルの人々、イスラエルの兵士たちは、祖国を守るために立ち上がりました。ハマスを粉砕し、ヒズボラを壊滅させました。シリアとイエメンのイラン代理人を攻撃し、昨年イランが2度直接攻撃した際にも攻撃しました。我々はイラン国内で反撃しました。

しかし、自国を守ると同時に、他者、アラブ諸国も守るのです。彼らもまた、イランの混乱と虐殺の攻撃に苦しんできました。イランの代理人であるヒズボラに対する我々の行動は、レバノンの新政権樹立につながりました。シリアではアサドによる虐殺政権が崩壊しました。今、両国の国民は異なる未来、より良い未来へのチャンスを手にしています。勇敢なイラン国民にもそのチャンスがあります。

そして、私は彼らに伝えたいことがあります。我々の戦いは、あなた方との戦いではありません。我々の戦いは、46年間あなた方を抑圧してきた残忍な独裁政権との戦いです。あなた方の解放の日が近いと信じています。そしてその時、我々二つの古き良き民族の間の偉大な友情は、再び花開くでしょう。私は文明世界に保証したいと思います。我々は、世界で最も危険な政権が世界で最も危険な兵器を手に入れることを許しません。そしてイランは、それらの兵器をテロリストの代理組織に核兵器を渡そうと計画しています。そうなれば、核テロという悪夢が現実のものとなります。あまりにも現実味を帯びてきます。イランの弾道ミサイルの射程距離の拡大は、その核の悪夢をヨーロッパの都市、そして最終的にはアメリカにもたらすでしょう。

イランはイスラエルを「小さな悪魔」と呼んでいます。そしてアメリカを「偉大な悪魔」と呼んでいます。だからこそ、何十年もの間、イランはイスラエルとアメリカに何百万人もの人々を死の危険にさらしてきたのです。今日、イスラエルはこうした大量虐殺の呼びかけに、行動をもって応えています。そして、私たち自身の呼びかけによって。イスラエル万歳、アメリカ万歳。私たちの行動は、世界をより安全な場所にすることに貢献します。イランの核兵器計画に立ち向かうトランプ大統領のリーダーシップに感謝します。彼は繰り返し明言してきた。イランは核濃縮計画を持つことはできない。

イランはただ時間を稼いでいるだけだ。平和国家のこの基本的要件に同意しようとしない。だからこそ、私たちには行動を起こす以外に選択肢はない。今すぐ行動するしかないのだ。指導者が下す最も難しい決断は、危険を未然に防ぐことだ。それが完全に現実化する前に。ほぼ1世紀前、ある世代の指導者たちは行動を起こさなかった。だからこそ、私たちには行動する以外に選択肢はない。今すぐ行動するしかない。彼らは第一次世界大戦の恐怖に麻痺していた。彼らは何としても戦争を避けようと決意していた。そして、最悪の戦争を招いた。史上最悪の戦争だ。彼らは宥和政策を採用し、あらゆる警告の兆候に目も耳も閉ざした。この行動の失敗が、第二次世界大戦を招いた。この戦争で6000万人が命を落とした。その中には、私の同胞の3分の1にあたる600万人のユダヤ人も含まれている。

この戦争の後、ユダヤ人とユダヤ人国家は誓った。二度と繰り返さないと。さあ、今こそが、二度と繰り返さない時です。今日、イスラエルは歴史の教訓を学んだことを示されました。敵があなた方を滅ぼすと誓ったなら、彼らを信じなさい。敵が大量殺戮兵器を造ったら、それを阻止しなさい。聖書が教えるように、誰かがあなたを殺しに来たら、立ち上がり、真っ先に行動しなさい。まさに今日、イスラエルはそうしました。私たちはライオンのように立ち上がり、自らの身を守りました。

千年以上も前。モーセはイスラエルの民に伝えました。それは、それ以来、強く、勇敢であれという決意を貫くメッセージです。彼は言いました。今日、私たちの強く勇敢な兵士たち、そして国民は、私たちを滅ぼそうとする者たちから自らを守るために団結しています。そして、自らを守ることで、私たちは多くの人々を守り、残忍な暴政を覆すのです。大量殺戮兵器を造るなら、それを阻止せよ。聖書が教えるように、誰かが殺しに来たら、立ち上がり、真っ先に行動せよ。これから何世代にもわたって、歴史は私たちの世代が立ち上がり、その地が時宜を得た行動を起こし、共通の未来を確保したことを記録していくだろう。神がイスラエルを祝福してくださいますように。神がイスラエルの軍隊を祝福してくださいますように。



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